自動車雑学集

暖機運転の必要性



エンジンを始動した直後に走行すると、エンジンにかなりの負担をかけます。

エンジンオイルはエンジン始動までにほとんど完全にオイルパンに下がっている状態ですので、エンジンを高回転まで回せば、カムシャフトやピストンリングが潤滑不足になり、エンジン内部が傷むことになります。
また、完全にエンジンを暖気する意味で10分も15分もアイドリングをして、いきなり全開にするのも問題があります。

暖気運転が必要なのはエンジンだけでなく、デフやミッションにも必要だからです。
適度にエンジンを暖めた後、しばらくの間ゆっくり走り、エンジン以外の部分も慣らす必要があります。

暖機運転の目安は、水温計の針が動き始める時間と考えればいいので、夏1分、冬2分程度で、ターボ車はこれより少し長いくらいがベストです。

長すぎる暖気は、特に、B4の場合、ショートストロークのためアイドレング時のガソリン消費量が多いので、長めのアイドリングは燃料の無駄使いです。       



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